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〜 名古屋鉄道 犬山線 〜
-名古屋と犬山を結ぶ路線-

交通システム工学科1年 3115番 K.H.

1. 路線概要

 名古屋鉄道(以下名鉄と略す)犬山線は、名古屋市の枇杷島分岐点から新鵜沼までを結ぶ路線である。

営業キロ数:26.8km
駅数:17駅
全線複線
全線電化(直流1500V)
最高速度:110km/h


2. 路線の歴史

 1912年に名古屋電気鉄道が一宮線押切町(廃止) - 西印田間、犬山線岩倉 - 犬山間を開業させたのが始まり。
 その後、数々の路線の拡大、縮小、駅の増加、減少を繰り返して現在の姿になっている。


3. 運行形態

 現在の犬山線では、ミュースカイ・快速特急・特急・快速急行・急行・準急・普通の合計7種類の列車が運行されている。
 ミュースカイは基本的に新鵜沼から犬山線と名古屋本線と常滑線、空港線を経由して中部国際空港まで運転している。その逆もある。朝と夜のラッシュ時には、広見線の新可児と各務原線の三柿野から出ているものもある。また、名鉄で唯一の全車両指定席車の特急である。
 快速特急は主に名古屋本線の豊橋から来ているものであり、新鵜沼から名古屋方面に向かう快速特急は現在では設定されていない。過去には、新鵜沼から河和線の河和まで行く快速特急が存在していた。
 特急は主に新鵜沼から豊橋へ向かうものが多いが、朝のラッシュ時には中部国際空港へ向かうものも存在する。また、夜の時間帯には知多新線の内海に行くものや、名古屋本線の神宮前や伊奈止まりの特急も存在する。名古屋方面からの特急も存在する。朝と夜の数本ではあるが、知多新線の内海、河和線の河和、空港線の中部国際空港からでている。快速特急にも言えることであるが、名鉄の快速特急、特急は指定席車両と一般席をくっつけて運行している。名鉄では、指定席車を特別車という名前で呼んでいるため、一部特別車という形で運転している。
 快速急行は基本的に朝ラッシュに2本のみ名古屋方面への運行となる。
 急行は犬山線において一番多く運転されている種別となっている。行先も様々あり、名古屋方面からだと岩倉行き、犬山行き、新可児行き、犬山経由岐阜行きが存在する。逆の名古屋方面も様々あり、豊橋行き、伊奈行き、豊川稲荷行き、国府行き、東岡崎行き、吉良吉田行き、鳴海行き、内海行き、河和行き、中部国際空港行き、知多半田行きが存在する。日中の時間は基本的に新鵜沼〜内海または河和へ向かうものがほとんどである。
 準急は基本的に広見線の新可児〜中部国際空港の運用がほとんどである。朝の数本は各務原線の岐阜が始発となっている。普通は犬山もしくは岩倉からの地下鉄鶴舞線経由の赤池行き、豊田市行き、名古屋本線の鳴海行き、豊明行き、知立行き、東岡崎行きが存在する。
 停車駅などは下の図1を参照。



図1 路線図・停車駅


4. 運行されている車両

特急車両:2000系、1000/1200系、2200系、1700/2330系
通勤車両:100系、200系、1380系、名市交3000系、名市交N3000系、名市交3050系、3100系、3150系、3300系、3500系、3700系、5000系、5300系、5600系、5700系、6000系、6500系、6800系



写真1 1700系


5. 沿線の名所

布袋の大仏:布袋〜江南の間にある。大仏と接骨院が一緒になっている。
日本モンキーパーク:犬山駅下車、バスで約15分。日本初のサルを専門に飼育している動物園。
明治村:犬山駅下車、バスで約30分。明治時代の建物やのりものなどがそのまま残されている博物館。
リトルワールド:犬山駅下車、バスで約30分。世界の有名な建物や食品があり、世界一周を体験できるテーマパーク。


6. 考察

 名鉄犬山線は昔からよく利用しているが、実際に調べたことはあまりなかったため、今回のこの調べは私にとってかなり大きなものになったと思う。地元の路線について調べてみるのもなかなか面白いということに気づいた。これからも興味のある路線を調べることができたら、できる限りしていきたいと思う。


参考文献
  • 名古屋鉄道:「名鉄時刻表Vol.25」、2011年
  • 名古屋鉄道:http://www.meitetsu.co.jp/、2013年8月参照



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