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3.JR西日本の115系

 本来であれば、JR西日本所属の115系も詳しく紹介したかったところが本音であるが、時間・紙面(デジタルだけど・・・)の都合により出来なかったので、写真を添えて軽く説明する。まあ、西日本はまだまだ安泰であるので・・・塗装以外(汗)。
 現在は福知山・岡山・広島・下関にそれぞれ所属しているが、福知山車は未撮影のため、紹介を割愛することをご了承頂きたい。




写真12 A3編成
2011.8.7@岡山

写真13 D24編成
2011.3.2@岡山付近
 一般的な4両編成を組むオカ車A編成。塗装変更も増えてきた。  3両編成を組む、オカ車D編成。一部編成は湘南色で300番台編成も残る。







写真14 K02編成
2012.8.7@中庄

写真15 D28編成
2012.8.7@中庄
 K編成は4両編成ながら、先頭車3ドア中間車は元117系の2ドアという変則的な組み合わせ。  岡山には先頭車化改造となった「変わり種」も多く所属。D28〜D31編成はクモハ115-1600を連結。







写真16 G04編成
2009.3.11@中庄

写真17 L14編成
2011.3.2@糸崎
 G編成は2両編成で、非貫通クモハ115-1500を連結。伯備線系統で運用し4連もあるが全車塗装変更済みである。  広島所属の115系は2000番台がメインとなるL編成が所属している。岡山車との併結やロングラン運用も見られる。







写真18 C33編成
2009.3.11@中庄

写真19 G04編成
2009.3.11@中庄
 下関所属のC編成は300・1000・2000番台車や30N・40N更新、クーラーや塗装もバラエティ豊かである。  N編成はオール2ドア車で見た目は整っているが、Wパンタ搭載、もしくは中間車が元117系の変わった仕様である。







写真20 T13編成
2009.3.11@下関

写真21 O01編成
2011.8.8@幡生
 T編成は福知山から転属した2両編成で、先頭車化改造の貫通切妻型の先頭車を持つ。現在は広島地域塗装となっている。  O編成は2009年頃から登場した新区分であるが、2ドア+3ドア車や更新・未更新混結など組替で登場したと思われる。







写真22 T13編成
2009.3.11@下関

写真23 C43編成
2011.8.7@下関
 1本のみH01編成は先頭車が113系分散冷房でライト改造車、中間車が115系という珍ドコだ。  関西地区からの113系転入のため、編成組替により一部のC編成がR編成となり、画像の編成はクハが廃車となった。



4.115系の今後

 様々な改造・塗装変更を加えて様々な仕様が登場して活躍を続ける115系。しかしながら、いよいよ置き換えの準備が始まっている。209系の房総地区導入、及びE233系の東海道線/高崎(・東北)線系統への導入から211系を捻出し、115系の置き換えとするものである。かつて211系が115系初期車を置き換えたので、2回目の置き換えとなる。しかし、211系のスペックからすると115系の「マイナーチェンジ車」という意味合いが強いため、違和感が残るものである。
 実際、2012年8月には元マリ車の211系3両編成2本がすでに長野所属となり、2013年には定期運用を開始する見通しである。だが、改造のペースは遅いため、もうしばらくは115系の活躍が見られそうだ。西日本の単色化計画も進んでおり、「今」を撮影するのは価値があると言えよう。



おわりに

 115系について見つめ直す貴重なレポートとなった。一方で、同時期に「鉄道ファン」や「Rail Magazine」に115系特集が掲載され、内容的にもろ被りとなってしまった(汗。そのため、逆にできるだけ主観的に書くことにより回避した次第である・・・。そして、しなの鉄道の115系について触れるのを忘れてしまった。
 最後に、なんだかんだ提出期限を大幅に過ぎてしまった上に、内容も中途半端で尻すぼみとなってしまったことをお許し頂きたい。



参考文献

  • 鉄道ファン
    • 2010年1月号
  • 鉄道ダイヤ情報
    • 2005年11月号
    • 2012年10月号
  • JR普通列車年鑑 2009-2010





 
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