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〜 鶴見線勝手に観光協会 〜

社会交通工学科2年 0156番 山田 徹

1.はじめに

 横浜市と川崎市をまたぐレトロ路線の鶴見線。この路線には観光名所が幾つかある。
 ページ数の関係で全て紹介することが出来ないが、私が「これは外せない」という鉄板の場所を紹介する。



2.観光名所紹介

@総持寺
 総持寺は鶴見駅の西口より、徒歩約7分の場所にある。
 ここには、石原裕次郎の墓があることで有名である。そのためここで行われる節分の豆まきには、舘ひろしのような石原軍団が訪れる。
 7月15日頃に、み霊まつりで盆踊りが行われるが、ここで総持寺の僧侶たちがアニメ『一休さん』のテーマをノリノリで踊る様子が有名である。
 ここでは3ヵ月に1回寶物殿が公開される。これは総持寺に収蔵してある書物・仏像などを展示するものである。 ここには重要文化財に指定されている物も展示されるので、興味がある方は一度総持寺を参拝してみると良いだろう。
 総持寺の行事に訪れる場合は、公式サイト・鶴見駅のポスターにある開催日を事前に確認すると良い。
 写真は行事が何もない時に入口を撮ったものだが、み霊まつりの時はとても賑わう。



写真1 総持寺入口



A国道下
 国道下は、国道駅の改札を出て目の前にある焼き鳥の美味い居酒屋である。
 この店は見た目に昭和の雰囲気があるため、国道駅のレトロ感を引き立たせている。
 私は未成年の為、この店に来ると専ら焼き鳥である。ここの焼き鳥は皮・モモ・レバー・つくね(いずれも塩・たれ)が、 各50円と非常に安くとても美味しい。また、持ち帰りが可能なので家か鶴見線の旅の途中で、食べることも出来る。 しかし、早いうちに買わないと種類が少なくなっていたり、売り切れたりする可能性があるので要注意。
 営業時間は16:30〜22:30で、日曜・祝日が定休日となっている。
 写真左側の明かりの所が改札、赤提燈が国道下となっている。独特のアーチ・昭和の雰囲気漂う駅前、 まるで本当に昭和にいると錯覚させる。このような場所にあるからこそ、焼き鳥が美味いのかもしれない。



写真2 国道下



B海芝公園
 海芝公園は、海芝浦駅の脇にある小さな公園である。名前に公園と付いているが、遊具類は一切なく、 ベンチと外灯があるだけの憩いの場や休憩所といった感じである。
 とは言えここは眺めがとても良く、元旦は初日の出を見ることが出来て、 夕方〜夜にかけては東京ガスの煙突から噴き出す火・つばさ橋の明かりが素晴らしい夜景となる。
 普段は9:00〜20:30が開園時間であるが、元旦のみ始発電車の段階で開園している。
 写真は初日の出を撮ったものである。飛行機雲が移っているところが少し残念である。



写真3 海芝浦の初日の出



C大川駅
 大川駅は鶴見線大川支線の起終点駅で、平日でも1日9本、休日は1日3本しか電車が来ない。そのため、 全線乗りつぶし・全駅踏破を目指す鉄道ファンを悩ませる難所のような駅である。もしもそのようなことをきにしないのであれば、 武蔵白石駅より徒歩・路線バスの使用をお勧めする。
 大川駅には、列車の本数が少ない希少性・近く(やや武蔵白石駅寄り)にある手動の踏切・橋から見える工場の夜景が見ものとなる。
 写真は、橋の上から撮った工場の夜景である。カメラを橋の手すりに置いて撮ったのでアングルが良くない。 もしもこのような風景を撮る場合は三脚の使用をお勧めする。
 ちなみに、鶴見線は鶴見〜扇町間の本線・鶴見〜海芝浦間の海芝浦視線・鶴見〜大川間の大川支線の3路線で成り立っている。



写真4 大川駅周辺の工場の夜景



D浜川崎駅
 浜川崎駅は鶴見線の駅の1つで、鶴見駅とここだけが他の路線に乗り換え可能な駅である。ここでは、 浜川崎〜尻手間を結ぶ南武支線(通称浜川崎線)と接続している。これは同じJR東日本の路線であるが、 改札を出て(乗り換える場合は絶対に、切符を切符回収箱に入れてはいけない。これをやると、 鶴見駅での乗り換え・目的地の駅で面倒なことになる) 道路を横断して南武支線に乗り換える。
 また時刻表上に貨物扱いがあり浜川崎駅付近を貨物列車が通過するので、貨物ファンはぜひとも寄ってもらいたい。
 写真を撮った時は電気工事中のため良いアングルで撮ることが出来なかった。



写真5 鶴見線浜川崎駅駅名



E扇町駅
 扇町駅は鶴見線本線の起終点駅である。ここも貨物扱いがあるため、貨物列車が通過することがある。 貨物ファンはここにも寄ってもらいたい。
 この駅は、駅構内に猫がいることがとても有名で、鶴見線営業所で作成した鶴見線のマップで扇町駅の項で、 猫がいる様子を紹介されている。鉄道ファンのみならず、猫好きの人にも来てもらいたい駅である。
 ちなみに扇町駅以外にも、浅野駅・弁天橋駅でも猫を見ることが出来る。
 写真は、猫と鶴見線と扇町駅が並んで写るように狙ったが、ぶれてしまったのが残念である。



写真6 鶴見線と猫 扇町駅にて



3.おわりに

 皆さんいかがだったろうか?この記事で鶴見線の魅力は伝わっただろうか?はじめにで述べたようにこの記事の内容は、 鶴見線の観光名所の一角にすぎない。他にどのような場所があるのか、現地まで足を運んで確認してもらいたい。
 もし鶴見線を旅行するならば、くれぐれも時間・飲み物等の備えに注意して旅行してもらいたい。



4.参考文献

  • 総持寺公式ホームページ…http://www.sojiji.jp/
  • 食べログ 国道下…http://r.tabelog.com/kanagawa/A1402/A140210/14004408/
  • ネコ・パブリッシング社 渡辺一策著 『鶴見線貨物回顧』





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