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〜 西武新宿線と妙正寺川 〜

電気工学科2年 0035番 大沢 有輝

1.はじめに

 私が西武新宿線を選んだ理由は、約20年の人生でほぼこの沿線で暮らしてきたからである。 それとともに、自宅付近を新宿線とほぼ平行に流れる妙正寺川についても一緒に紹介することにした。
 今回は西武新宿線の下り線方向に合わせて、都心から本川越方面(川の水源方向)へ向けて紹介する。



2.西武新宿線

 西武新宿〜本川越
 路線距離 47.5km
 上井草までの各停のみ停車の駅は8両、それ以外は10両停車できる。
 高架を走る区間が少なく、開かずの踏切の問題もある。



3.妙正寺川(みょうしょうじがわ)

 東京都を流れる一級河川。水源は杉並区にある妙正寺公園にある妙正寺池。新宿区で神田川に合流する。
 神田川との合流地点は水害が多かったため、合流地点を下流に移した。 そのため高田馬場〜下落合間の第1妙正寺橋梁が廃止された。
 2005年に集中豪雨により、浸水被害が発生した。
 公園や学校が周りに多く、校内に川が流れている学校も存在する。
 西武新宿線と三回交差する。妙正寺池は下井草〜井荻の中間あたりにある。
 



写真1 下落合駅付近 川の終点から西武新宿線を見る
これより地面の下を通り神田川へ合流する(奥に下落合駅)



 川は線路の北を流れ中井駅の手前で交差する。



写真2 一つ目の交差地点(電車に乗るとすぐ過ぎてしまう)



 中井駅の前は駅の南を流れる。中井駅を過ぎると線路と川に挟まれるように落合公園がある。
 二つ目の交差地点は落合公園の脇にある。線路の下を通る歩道がある。



写真3 二つ目の交差地点(右下は川が増水した際に落合公園の地下に水をためる池)



 しばらく妙正寺川は北へ大きくふれる。 中野区江古田(「えこだ」でなく「えごた」)付近を通って西武新宿線に戻ってくるのは沼袋駅の手前となる。
 途中妙正寺川公園があり、落合公園と同じように川の水をためることができる。



写真4 沼袋駅手前で西武新宿線と三度目の交差(川と路線がほぼ十字に交わる 橋の上から撮影)



 三度目の交差を終えると沼袋駅のすぐ前を通り南に動いて環状七号線を越え進むと鷺ノ宮駅に近づく。
 鷺ノ宮駅の手前の川沿いはジョギングコースになっている。



写真5 鷺ノ宮駅出口付近から



 鷺ノ宮駅を過ぎると南へ少しずつふれ団地を抜けると杉並区に入る。
 旧早稲田通り、早稲田通りを渡り水源の妙正寺池のある妙正寺公園に到着。 公園の近くには科学館があり杉並区内在住の小柴昌俊博士のノーベル物理学賞受賞記念の展示がされている。



写真6 妙正寺公園より妙正寺池



 この妙正寺公園には井草川が流れて妙正寺川に合流していたが、現在は地下を流れ、川の上が遊歩道となっている。 井草川も西武新宿線の井荻〜上井草の間で二度交差する。





 
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