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〜 名古屋市営地下鉄 〜

大学院理工学研究科 研究生 11102番 栗原 一暢

1.はじめに

 今回私が選定したのは、第2の故郷である名古屋の地下鉄を選定した。私は幼い頃、ターミナルである名古屋駅から、父の単身赴任先の家がある最寄り駅まで、東山線をよく利用していた(現在も利用しているが・・・)。藤が丘からリニモができたため、愛知万博開催の時には、会場までのアクセスの1つであったので利用した方もいるのではないであろうか。特徴として、日本で初の環状運転を行う名城線が存在することがあげられる。今年で開業54年目を迎えた名古屋の地下鉄について、簡単にまとめようと思う。


2.歴史

 名古屋市営地下鉄は日本で3番目の地下鉄として1957(昭和32)年11月15日、名古屋〜栄町(現:栄)間の3駅、2.4kmが開通した。現在では6路線93.3kmに成長し、名古屋の移動の足として重要な役割を果たしている。最近の出来事とすれば、2011年3月27日に、桜通線(野並〜徳重間)が延伸した。
 これまでの主な出来事を表1に、現在の地下鉄路線図を図1に、営業キロと在籍車両の推移を図2、図3に示した。図2と図3はほぼ同じように見えるが、近年に着目すると路線延長の伸びに対し車両の伸びが低いことがわかり、編成数の見直しが行われたことがわかる。写真1はレトロ電車館に保存展示されている、名古屋の最初の形式100形である。


表1 これまでのあゆみ







図1 地下鉄路線図





図2 営業キロの推移





図3 在籍車両数の推移





写真1 最初の地下鉄100形(保存展示)




 
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