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建築学科3年 9621番 岡部 佳代 |
今まで行った海外の中でも私の中では3本の指に入る魅力的なインドの旅について書きたいと思う。 私がインドに行きたいと思ったきっかけは沢木耕太郎の「深夜特急」を読んでからである。 インド10日間デリー、ジャイプール、アーグラー、バナラシ、チャンディーガールの旅だ。 たくさん書きたいことはあるが、その中でも列車での旅(移動)について書こうと思う。 ●アーグラーからバナラシへ 特急列車にて バナラシへ向かう当日、インドでは3大祭りであるホーリーの日。ホーリーとはインドでは男女差別や格差がまだまだ残っているが、 この日だけは皆が暴れまくる。チョークを粉々にしたような色粉(大体蛍光ピンク色)を体にかけまくる、水鉄砲で水をかけあう、 また色粉を混ぜたバケツ水を屋根からかけるなど旅行者には非常に危険なお祭りである。そう思えば、 ホーリーの数日前からは屋台で日本の駄菓子屋を連想させるような屋台がたくさん並んでいた。 ホーリーの説明はこれぐらいにして、 話を戻すとホーリーの日のため、列車出発予定の3時間前にホテルを出発。30分後に駅に到着。ホームには誰でも入場できるため、 子どもたちがわんさかいた。時間通りに列車が来ることがまれなインド。暇で暇で私たちもホーリーに少しだけ参加した(笑) 現地の子どもに色粉を顔に塗られただけ。でも楽しかったからいいのだ。 予想通り、予定より1時間以上遅れて列車が到着。 アナウンスも何もなく到着(汗)列車の中は薄暗く、異様な雰囲気。ただ、1等車でエアコンが少し効いていたのがありがたい。 列車の中は売り子(全員男性)がチャイ、お菓子、水、軽食をリズミカルに声を出しながら考えられない速さで通り抜ける。 まず日本人は1回目には呼び止めることはできないだろう。ボックスランチを食べ、チャイを飲み、 お菓子を食べ4時間弱の列車の旅はあっという間だった。 写真1 街中のホーリーの様子inアーグラー 写真2 ボックスランチ ●バナラシからデリーへ 夜行寝台列車にて この日ももちろん予定通り列車は来ず、3時間ほどホームで待ちぼうけ。ここでインド人観察。インド人は力持ち! 列車にこんな物持って入っていいのか?と思うほど大きいものを無理やり押し込んでいる。また、こちらも列車のアナウンスがないため、 インド人は走る走る。 数時間後、無事列車に乗れたもののパートナーと席が離れてる〜!交渉ののち無事上下で席を確保。 席には寝巻(わざわざ着替えるのか?)、枕、シーツ、毛布があった。ボックスランチはまさかのスプーンが入れ忘れられていた。 そのため、右手で食べた!食べ終わったあと手を洗ったにもかかわらず数時間はカレーの匂いがとれなかった。 その後はお菓子を食べながらパートナーとインドでグータン状態。一人分の広さは決して広くない。 幅はどうにかなっても長さが私(約164cm)でギリギリ。インド人は決して小柄な人ばかりではないため、 通路には足がいっぱいでている。狭い通路に足が私の膝元・肩付近に足が飛び出している。バーチャルゲームの様に足を避け、 人とすれ違いトイレに行く(笑) 無事、早朝デリーに到着。観光客と思えばすかさず現地人が荷物を持ってくる。 駅の外まで荷物を持って行く仕事なのだ。代金は30ルピー(日本円で約90円)にもかかわらず、 元気な私(ケチケチな私)はNOの一言。他のものにお金を使いたいので、ごめんなさい。列車の旅はこんな感じ。 写真3 バナラシ駅、昼間 写真4 列車に乗り込むインド人 写真5 バナラシ駅外観 写真6 市内の様子inバナラシ ●インドの旅一言感想 ・ホテルのベッド(シーツ類)はジメジメ →ホテルには窓がない ・車、オートリクシャー、リクシャー(人力車)を乗ると自命が縮まる思いをする。 3秒に1度はクラクッションを鳴らす →車線なんて関係ねぇ。入れるとこは入る ・マクドナルドのポテトは雑巾の匂い。ついでに食べたのはマハラジャマックチキンのセット ・毎日カレー。ヒーハー言うほど辛くない ・暑さのためか、甘いものがすごく甘い。チャイにケーキ… ・鼻の上にほくろがあると異様にモテる。 →インドの神様が鼻の上に丸いものがある。幸せの象徴らしい。 私もインドではやたらモテた。丸くてきれいなほくろだと(笑) ・町中に牛、ラクダ、象、猿、犬、インドは動物園である ●最後に インドに行くと好きになるか嫌いになるか両極端と言われていた。私はもう一度インドに行きたい。私が男だったら、 可能ならば鞄1つで時間も気にせず周遊。インドに行ったことのない人は発展する前に是非インドに行ってほしい。 写真7 タージマハルinアーグラー 写真8 風の宮殿inジャイプール 写真9 バナラシの朝日 写真10 インドの食事
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