1. 羽黒駅の概要
所在地: 茨城県桜川市友部1553番地
概要・特徴: 羽黒駅は、JR水戸線の駅の1つである。駅舎は、木造一階建てである。
駅前ロータリーの中央には地元名産の御影石を使用したモニュメントがある。
ホームは島式ホーム1面2線であり、水戸線内では唯一の島式ホームである。
写真−1 羽黒駅駅舎 写真−2 羽黒駅ホーム
表−1 羽黒駅の開業と水戸線の歴史
西暦 | 月日 | 主な出来事 |
1989年 | 1月16日 | 水戸鉄道(現在の水戸線)が開業 当時は、小山・結城・下館・岩瀬・笠間・太田町・内原・水戸の8駅のみ |
1892年 | 3月1日 | 日本鉄道に譲渡される |
1895年 | 7月1日 | 常磐線新設との接続駅になる友部駅が開業 |
1904年 | 4月1日 | 羽黒駅が貨物駅として開業 |
1906年 | 11月1日 | 日本鉄道が国有化 |
1909年 | 10月12日 | 水戸線区間は友部−小山間となる |
1910年 | 7月20日 | 羽黒駅が旅客扱いを開始する |
1949年 | 6月1日 | 日本国有鉄道が発足 |
1962年 | 10月1日 | 準急「つくばね」が運行開始する |
1966年 | 3月5日 | 「つくばね」が急行に昇格 |
1967年 | 2月1日 | 全線で電化作業が完了する |
1968年 | 10月1日 | 急行「つくばね」が電車化
運転区間が勝間まで延伸する |
1985年 | 3月14日 | 急行「つくばね」廃止 |
1988年 | 4月1日 | JR東日本水戸支社発足 |
2001年 | 10月28日 | 415系K510編成がJR水戸線で営業運転を開始 |
2005年 | 4月14日 | E531系がJR水戸線で試運転を実施 |
2006年 | 8月26日 | E531系がJR水戸線で暫定営業運転を開始 |
2007年
| 2月27日 3月16日 | E501系がJR水戸線で営業運転を開始 403・415系が水戸線での営業運転を終了 |
2009年
| 1月16日
3月14日 | 開業120周年を迎える ATS−P化
全駅で発車メロディーの使用を開始する
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2. 路線概要・特徴
JR水戸線は、友部駅〜栃木県小山市の小山駅までの50.2kmを約1時間で結んでいる。大半は、水戸線内で
折り返し運転をしているが、朝や夜のラッシュ時などは、常磐線の水戸・高萩方面へ直通運転もしている。
運転本数は、1時間に1〜2本程度であり、1日では上下線で各26本ずつ運転される。
水戸線区間は、すべて単線である。そのため、行き違いのために2つ以上ホームがある駅が必ず必要である。
羽黒駅でも1日に6回行き違いが行われる。
羽黒駅を発着する電車は、全て普通列車で運行されている。臨時列車や季節限定列車を除いて、
定期運用列車に快速列車や特急列車は存在しない。
2009年には開業から120周年を向かえ、3月14日に全駅で発車メロディーが導入された。
表−2 羽黒駅の時刻表
上り(下館・小山方面) 2番線 | | 下り(友部・水戸方面) 1番線 |
行き先 | 分 | 時 | 分 | 行き先 |
小山 | ※37 | 5 | | |
小山 | 44 26 | 6 | 01 ※44 | 友部 高萩 |
小山 | 03 10 | 7 | ※10 47 | 勝田 勝田 |
小山 | 16 | 8 | 15 | 高萩 |
小山 | 21 | 9 | 02 29 | 水戸 いわき |
小山 | 43 15 | 10 | 15 50 | 友部 勝田 |
小山 | 11 | 11 | 18 | 友部 |
小山 | 11 | 12 | 18 | 友部 |
小山 | 11 | 13 | 18 | 友部 |
小山 | ※43 11 | 14 | 18 51 | 友部 勝田 |
小山 | 11 | 15 | 19 49 | 友部 友部 |
小山 | 45 11 | 16 | ※19 | 水戸 |
小山 | 41 13 | 17 | 13 50 | 勝田 友部 |
小山 | 44 ※16 | 18 | 24 53 | 勝田 友部 |
小山 | ※13 | 19 | 23 ※52 | 水戸 勝田 |
小山 | 10 | 20 | | |
小山 | 00 | 21 | ※00 36 | 勝田 友部 |
小山 | ※00 | 22 | 49 | 勝田 |
下館 | 06 | 23 | | |
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※: E501系5両編成(4ドア車)で運転 無印: 415系1500番台4両編成(3ドア車)で運転 |
写真−3 羽黒駅に導入された発車メロディー
3. 水戸線で使用されている車両
羽黒駅(水戸線内)を通る列車は、主に下記の3種類である。
写真−4 415系1500番台車両(外観) 写真−5 415系1500番台車両(内装)
写真−6 E501系車両 写真−7 E531系車両
定期運用されている車両は、写真4・5の415系1500番台と写真6のE501系の2車両である。運転本数は、
415系1500番台が大半で、E501系は上下線各5本ずつ計10本のみである。常磐線でも走っているE531系(写真6)は、
現在水戸線内での定期運用はなく415系1500番台やE501系が点検等により使えない時や臨時運転の時に使用される。
4. 参考文献
・「水戸線 羽黒」 http://ori.oc.to/line/mito/haguro.shtml
・「JR水戸線の歴史」 http://mitoline.web.fc2.com/mitoline/rekishi.html
・「JR東日本車両図鑑」 http://www.jreast.co.jp/train/local/415.html
・「JR東日本水戸線時刻表」
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