←前のページへ | 次のページへ→ |
社会交通工学科 1年 杉山 正幸 |
概要 1983年10月1日に西武有楽町線小竹向原〜新桜台間で営団地下鉄(当時)有楽町線との相互直通運転が開始され(注1)、1987年8月25日に営団成増(現在は地下鉄成増)〜和光市間の開業と同時に、東武東上線森林公園〜和光市〜新富町間で相互直通運転を開始した。その後、1988年6月8日に新富町〜新木場間が開業し、1994年12月7日には有楽町線新線小竹向原〜新線池袋間が開業したのと同日に、西武有楽町線練馬まで相互直通運転が開始された(注2)。そして、西武池袋線複々線化工事が終わったため1998年3月26日に小竹向原から西武有楽町線経由で西武池袋線飯能まで相互直通運転を開始している。ちなみに、東武東上線と西武有楽町線、池袋線との相互乗り入れはしていない。 (注1)営団(当時)が西武に車両を練馬〜新桜台間開業まで毎日貸し出しをしていた。 (注2)当時練馬〜新桜台間が単線だったため、複線化工事が終わるまで練馬までの相互直通運転であった。 有楽町線乗り入れ車両 東武9000系は1981年12月に営団地下鉄(当時)有楽町線直通用に登場した東武鉄道初の10両固定編成で、第一編成は試作的意味も兼ねて東急車輛製造、アルナ工機(当時)、富士重工業(当時)の3社で製造され、1987年に有楽町線との相互直通運転に伴い一部仕様を量産車(第二〜第七編成)との共通化を図るために改造工事か施された。また、第八編成は東武10030系と同じ時期に製造されたことから、外観や内装がほぼ東武10030系と同じになっている。そして、2008年6月から開業予定の東京メトロ副都心線への乗り入れ対応のための更新工事が第一編成を除くすべての編成で順次行われている。 ![]() 写真1:東武9000系 東武9050系は1994年12月に営団地下鉄(当時)有楽町線直通用に登場した車両で9000系に準じて製造されていますが、性能や外観は東武20050系とほぼ同じである。登場時はドア上に液晶モニター式の行き先案内機が設置されていましたが、モニター画面の損傷、劣化など整備上の理由で1999年に取り外され、現在に至っている。また、東武9000系と同じく、東京メトロ副都心線への乗り入れ対応工事が行われる予定である。 ![]() 写真2:東武9050系 |
|
次のページへ→ |