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土木工学科 3年 清水 寛 |
1.夏合宿概要 今回の目的地は投票の結果、広島・岡山方面への旅となった。中国地方、N氏の地元を訪ねる旅となった。 合宿の概要は以下の通りである。 合宿期間 9月10日〜12日 日程 10日夜広島泊→11日車庫見学→岡山泊→解散 大雑把な概要ではあるが、各個人の自由時間を大幅に取った結果、以上のようになった。 2.合宿前夜 今回の合宿は出発日を青春18切符有効期限最終日とした。そこでこの切符を使って広島まで移動する者を募った所、私を含めて5名が集まった。 9月9日夜に新宿駅へ集合。ここから小田急を使って小田原まで移動し、「快速ムーンライトながら」を使って大垣へと移動する事となる。何故前日に集合しなければならないかというと、青春18切符は一日限りの有効であり、「ながら」出発の東京駅は23時ということで始発駅から乗り込むと二日分の切符が必要となってしまうのである。ならば、日付の変わった後乗り込もうというので終点の小田原駅まで移動する。この小田原駅乗車時点で日付が変わり9月10日となっているのだ。 我々が終点、小田原駅に着く頃には新宿駅を出発する時に混雑していた車内もガラガラで、JR改札の外には小田原駅から「ながら」に乗るであろう人間がちらほら見受けられた。 食料と飲料を調達して出発時刻を待つ事となる。 ![]() 写真1 急行 小田原行き 3. 初日(9月10日) 東海道本線を走行するながらは停車駅も多く、豊橋からは名古屋口の始発列車となる為に各駅停車となる。指定席券も豊橋までで、ここからは自由席となる。車両はJR東海の373系が9連(後ろ3両名古屋止まり)で運転される。車内は通路まで人が乗っており我々はデッキ寄りの席に座ったがリクライニングシートは本気で寝るには少々姿勢が悪くなかなか寝付けない。 仕方が無く窓の外を見ていると、熱海付近までは本日の始発列車になるであろうJR東日本のE231系やE257系が電留線に待機しているのを確認できる。熱海よりJR東海の区間となるが、電車及び駅施設のクォリティーが普段見慣れているものと全く違う事に驚く。特に、駅構造物は一昔前の首都圏といった感じで、改修工事やATOS慣れした私にはこの設備が不便に思えて仕方が無い。 この日は名古屋駅での工事関係で主要駅での停車時間も長く取ってあった。浅い眠りで数十分〜1時間おきに目が覚めてしまう状態が豊橋まで続く。 ![]() 写真2 ここから各駅停車 豊橋駅での停車時間を5人外で過す。電車の中は寝ている人が多く息苦しい。外に出るとひんやりした夏の空気に9月だという事を思い知らされる。ここからは各駅停車、自由席扱いとなり大垣まで向かう事となる。眠気が訪れず、肌寒い事もあってか皆で自販機のコーンポタージュに飛びついた。 ![]() 写真3 JR東海の主力車両が揃う 豊橋を出発して少しすると眠気が訪れ、次に起きたのは名古屋駅だった。むしろ、叩き起こされたと言った方が適している。名古屋口の始発電車も兼ねているが、名古屋付近まで来ると完全に通勤電車となっている。特急車両の為、ドアが2つしかなくデッキと車内を仕切る仕切り扉も無いので溢れたサラリーマンが車内までなだれ込んで来る。完全に運用違いとしか思えない仕打である。名古屋を出発するとセントラルタワーが聳えている。WTCの二の舞にしたくなるとしか思えない印象だ。JR東海が更に嫌いになった。
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