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東京モノレールについて
社会交通工学科  1年  小岩 洋平




 私は、東京モノレールについて調べたことを述べる。

 まず初めに現役の車両説明からする事とする。

 ・1000形電車

 1989年(平成元年)7月に営業運転を開始した。6両編成16本(96両)が在籍している。
これまでの車両は2両、3両の編成を組み合わせて最大6両での運転としていたが、この1000形ははじめから6両の固定編成で製造された。6両全車両が電動車で最高速度は80km/h。 当初はクリーム色に赤帯の塗装だったが、2000年(平成12年)12月より青、白、オレンジの3色の塗装へ変更されている。(広告車2編成は除く)また近年は編成全体を広告車両とした車両も登場しており、ロッテのガムの広告車として2編成が青と緑一色の塗装に変更された。現在は広告掲載はしていないが塗装はそのままとなっている。



 ・2000形電車

 老朽化した700形・800形を置き換えるために製造された。
 1997年(平成9年)8月7日に営業運転を開始した。6両編成4本(24両)が在籍。制御装置はVVVFインバータ制御。最高速度は90km/h。従来の車両はドアは片開きであったが、この2000形は両開きに変更されている。また、1000形とは一部座席配置を変更している。1000形と運用上の区別はなく、共通で使用されている。

 以下は私が東京モノレールについて調べた事を述べていく。

 東京モノレールとは東京都港区に位置する浜松町駅と、東京都大田区に位置し、日本を代表する空港である羽田空港を結ぶモノレールである。
 路線距離は17.8キロ、駅数は9駅である。

 1964年の東京オリンピックの開催で、国内外からの東京国際空港(羽田空港)利用客の輸送を目的として名古屋鉄道、日立製作所などが出資した運営会社、大和観光によって建設され、10月10日のオリンピック開会式前の9月17日に開業した。 かつては、羽田空港への唯一の軌道系公共交通機関という存在であったが、1998年に京浜急行、京成電鉄、東京都交通局の3社局が相互乗り入れによって羽田空港と各沿線を結び、さらに羽田〜成田空港駅間の直通連絡特急の運転もはじめたため、時代に取り残されたモノレールは経営のてこ入れが必要となった。

 2004年12月1日には東京国際空港(羽田空港)第2旅客ターミナルの供用開始に伴い、羽田空港駅〜羽田空港第2ビル駅が延伸開業し、同時に羽田空港駅が羽田空港第1ビル駅に改称された。車両は日立製作所製造の跨座式モノレールで、殆どの部分が高架線だが天空橋駅付近、新整備場〜羽田空港第2ビル間は地下線となっている。羽田空港では第一、第二ターミナルと駅が分けられているため航空機の搭乗口や、到着ロビーまでの距離を考えると京浜急行より利便性が良いかもしれない。(京浜急行は第一、第二ターミナルに挟まれるようにして真ん中に駅があるため搭乗口や、到着ロビーまで第一、第二ともに多少の距離がある)



 
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