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 相模湖過ぎたあたりから検札が始まったが車掌二人がかりで対応するほどである。
 明朝4時32分には松本到着、ここでF澤君と別れ大糸線に入る。
穂高あたりから、まわりが明るくなった。 安曇野は夏でもまだ雪は残っていた。
5時36分白馬到着。ここから1323M快速南小谷ゆきに乗車E127系100番台、顔は701系がベースだ。
車内はロングシートが広がっているが、乗車率も疎らであり、車内空間を持て余らしてる状態だ。


写真-3 首都圏色のキハ52

 南小谷から、423D糸魚川行きに乗り換える。ご存じ老兵キハ52系が活躍している。
 ここ数年は糸魚川地域鉄道部の企画で国鉄色に戻される車両がいるなど興味が絶えない。車窓からは日本海から流れる姫川に平行して路線が続いている。
糸魚川に到着することまもなく、531M直江津行きに乗車。北陸線の特急日本海などで活躍した元寝台電車583系近郊改造の419系である。かつて地元長崎地区の普通列車の主力で活躍した兄弟形式である715系に大分お世話になっただけに私にとって思い出深い車両である。
 改造内容は先頭車改造、扉増設、洗面所撤去、便所の一部撤去、歯数比の変更が挙げられる。
 ボックス席は種車のままであるため、ゆったりしていて好評なものの、扉が折戸のため、乗降に時間がかかり、遅延が生じるなど、乗客、乗務員ともに使いにくい車両になってしまった。
 このことから、閑散時の運用が中心となり、福井〜米原・近江今津間、富山〜直江津間に集中している。したがって金沢に顔を出すことは少ない。
 2006年には、琵琶湖環状線構想の一段階として、湖西線永原〜近江塩津、長浜〜虎姫間のデッドセクションを廃止、敦賀まで直流化される。新快速も乗り入れ決定もあり、同系の今後の動きが気になるところだ。
 経年40年近い車両も存在することから、部品調達も問題化されているが末永く活躍してもらいたいと思いつつ直江津に着いた。


写真-4 直江津に停車中の419系



 
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