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写真3 ・ 山手線E231系500番台

1・E231系500番台

 E231系500番台は、山手線にデジタルATCを導入することになり山手線で活躍している205系を置き換えるために2002年(平成14年)4月に開発され、新津車両製作所で製造された新型山手線の車両である。今現在は山手線のうち約6割が新型車両で運用している。現在使用されている205系の全てが、2005年までにこの車両に置き換えられる予定。
 E231系500番台も205系同様11両編成で、そのうち7号車と10号車が6扉車である。各車両の扉の上には15インチの液晶ディスプレイが2枚取り付けられており、左側のディスブレイには天気予報やCMなどの映像が流れており、右側のディスプレイには次の停車駅名や駅設備の案内、乗り換え案内、扉が開く方向、そして各駅までの所要時間などが表示されている(写真4)。制御装置はVVVFインバーター制御で、電力回生ブレーキを使用することが出来ます。歯数比は7.07で最高速度は120km/hまで出すことが出来るようだ。また205系と異なり、車内放送が自動放送になり、英語での放送もある。方向幕はLEDになっていて、表示は区間ごとに変わる。写真5は外回り電車の新宿〜目白間の表示である。行き先の英語表記には「Bound for」が付く。路線名表示は、路線名だけでなく行き先も小さめに表示される。




写真4 ・ E231系ドア上の案内液晶ディスプレイ



写真5 ・ E231系行先方向幕(LED)

- おわり -

 
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