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 まず、この209系500番台と、上のE231系の区別ができるだろうか。先頭車の外枠が銀色になっている車両がE231系、外枠が白色になっている車両が209系500番台である。またE231系には5号車が6ドア車両になっているが、209系500番台には6ドア車両が組み込まれておらず、全て4ドア車両となっていることも、区別する1つの手がかりである。
 またこの車両は中央・総武緩行線の車両が老朽化しているとの東京都の指導により、急遽E231系登場の置き換え用として登場した。現在この車両は、15編成しかない。
 運転最高速度は、時速120キロ。ドアはE231系と同様、電気式戸閉装置を採用。

 3 E231系800番台
 これは写真を見て分かるとおり、外装は青のラインが入っている。これは、東京メトロ東西線直通専用の車両である。209系500番台と同様、6ドア車両は無い。従来の東西線乗り入れ用JR車である301系および103系1000+1200番台の置き換え用として、2003年5月1日から営業運転を開始した。運転区間は、東西線内と中野〜三鷹間そして平日の朝と夕方には西船橋から中央・総武緩行線に乗り入れし、津田沼まで運転する。ただし、東葉高速鉄道には乗り入れない。
 この車両の車内放送は、自動放送化されている。東西線内では05系で使用されている自動放送、JR線内では山手線E231系500番台で使用されているタイプの自動放送を使用。また中央・総武緩行線では珍しく、車外放送装置がついている。運転最高速度は、時速120キロ。



写真6 E231系800番台(この時大雨だった)


4 E231系900番台
この車両は、E231系と見た目は何の変化も無い。6ドア車も組み込まれている。一体何が違うのだろうか?実はこの車両、209系950番台として製造された試作車なのである。またE231系と違いがある。それはモーター音である。モーター音は、宇都宮線・高崎線で活躍しているE231系1000番台(近郊型車両)と同じである。またこの車両は中央・総武緩行線で1編成しかない。見つけるのは大変困難である。

以上が中央・総武緩行線に関する内容である。
- おわり -
 
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