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 (2)勝田車両センター
勝田車両センターには、上野~土浦間の列車用にE501系が在籍している。

*E501系
 1995年登場。急速に宅地開発が進む常磐線取手以北の混雑緩和を目的として導入さ れた。現在TcTM1M2T'TTM1M2Tc'の10連が4本([K701]~[K704])とTcTM1M2Tc'の5連が4 本([K751]~[K754])在籍する。 日本初の交直両用4扉通勤電車で、制御装置はVVVF インバータを採用、発車時は「ドレミファ…」、停止時は「…ファミレド」と歌を 歌っているような走行音が特徴。
 今年に入って、理由は不明だが一部の編成で減速・停止時のモーター音が聞こえな くなり、摩擦ブレーキの音(キキキ…という音)だけ鳴るというまるで客車のような走 行音になってしまったが、最近は元どおりVVVF音が聞けることも多くなった。
 また、2002年5月から順次床下機器・台車・スカートがグレーに塗装された(編成ご とに実施)が、現在は茶色に汚れ美しいグレーの足回りははかない夢に終わった。



E501系は基本的に15連で運転されている。   南柏―柏にて 2004-8-8

3.車両交代劇(103からE231へ)
 103系王国だった常磐快速線にもついに新型車両置き換えの大波が押し寄せた。 2001年11月から2004年2月にかけて265両ものE231系が導入され、たくさんの103系た ちが松戸を去っていった。
 E231系が営業運転を開始する直前、松戸電車区(当時)には103系10連が19本([1]~ [19])、5連が19本([21]~[39])在籍していた。この中にはかつて各駅停車で活躍して いた1000番台(地下鉄乗り入れ仕様)も含まれ、高運転台・低運転台・貫通形の3種の 103系の顔が見られた。またクーラーの形態もさまざまで、集中形クーラーに加えて 分散形クーラーや209系もどきのAU720を載せた車両もあるなど、実にバラエティに富 んだグループだった。

(1)2002年3~6月
 2002年3月にE231系の営業運転が開始されたあとも着々と増備が進められ、6月には 10連・5連各7本([101]~[107]・[121]~[127])の所帯となり、ほんの数か月で常磐快 速線用車両の約36%を占めるまでになった。この増備で103系は10連のうち[3]~[6] ・[9]・[10]・[14]が運転終了。主に両端先頭車が高運転台となっている編成を中心 に廃車が進められた。5連は[23]・[26]・[28]・[34]・[36]・[37]が運転終了。当時 はMcM'MM'TcのほかTcMM'TTcの2M3Tに組む5連が4本([36]~[39])存在したが、このう ち2本が廃車となった。
 
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