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*E231系
 2001年、常磐線用E231系が松戸電車区(当時)に初配置、翌年3月から営業運転を開 始した。以降増備が進められ、現在10連が17本([101]〜[117])、5連が19本([121]〜 [139])在籍する。10連はTcTMM'TTTMM'Tc'の4M6T、5連はTcTMM'Tc'の2M3Tに組む。
 先に登場した中央・総武線用E231系の連番とされ、クハE231・クハE230は43から、 モハE231・モハE230は85から、サハE231は127から車番がつけられている。増備中に 中央・総武線用が1本製造されたためクハE231・クハE230-57、モハE231・モハ E230-106・107、サハE231-162〜164が欠けてクハE231・クハE230は79まで、モハE231 ・モハE230が139まで、サハE231が216まで進番している。
 先頭部は銀ではなく白となり、先頭車どうしの連結もあるため自動分割併合装置付 きの密着連結器を搭載(10連の上野方先頭車を除く)、このためスカートの形状が中央 ・総武線用と異なる。さらに情報提供装置の搭載によって扉上のLED表示器が二段と なり、車内放送が自動化されている。そのほか幕板部には車外スピーカー準備工事の ふたが見られる。
 新製当初のラインカラーはエメラルドグリーンのみだったが、各駅停車との誤乗防 止のため営業運転開始時には黄緑色の帯が1本追加されている。また、一部の編成は クーラーの形状が異なる。



今や常磐快速線の主役となったE231系。   日暮里―三河島間にて 2003-3-10


*203系
 1982年に登場した地下鉄直通用の車両。軽量化のため車体はアルミ製で、チョッパ 制御方式を採用している。現在TcMM'TMM'TMM'Tc'の10連が17本([51]〜[58]・[61]〜 [69])在籍する。他線区には配置されておらずここにしかいない車両。
 地下鉄千代田線直通用の103系を置き換えるため、まず1982年から0番台を8本投 入。1本目となる[51]では車番がエメラルドグリーン文字のプレート式で掲げられて いるが、[52]からは一般的な黒文字で車体に直接書かれている。1985年以降に製造さ れた9本は、従来の台車がDT46A・TR234であったのに対し、205系と同様のボルスタレ ス台車DT50A・TR235Aにはきかえて100番台に区分され、編成番号も0番台のラスト [58]から[61]へと飛んでいる。さらに、2002年頃から前面の運行番号表示が幕式から LED式になった車両が登場している。



登場から早くも20年余を経た203系。   柏付近にて 2004-10-1

 
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