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〜 特急しおさい・あやめ 〜

電気工学科1年 2167番 山崎 哲丈

1.概要

 特急「しおさい」は東京−銚子間を総武本線経由で運行される列車である。一部の 「しおさい」には、銚子駅から新宿駅に行く列車もある。1975年3月に 運行開始し、1982年には総武本線にて運行されていた急行「犬吠」を全て 「しおさい」に格上げされた。



写真1 「しおさい」の使用車両である255系


 特急「あやめ」は東京−鹿島神宮・銚子間(佐原−鹿島神宮・銚子間は普通列車)を総武本線・ 成田線・鹿島線(鹿島神宮発着のみ)経由で運行される列車である。「しおさい」と同じく 1975年に東京−鹿島神宮間を結ぶ特急として登場し、2004年には特急「すいごう」 「ホームタウン成田」を統合した。



写真2 「あやめ」の使用車両であるE257系500番台



2. 運行概況

 「しおさい」は一日8.5往復運行されており、停車駅は東京から錦糸町、千葉、佐倉、八街、成東、 横芝、八日市場、旭、飯岡(1,9,15号は通過)、銚子である。一部の列車は四街道にも停車する (臨時で船橋に停車する列車もある)。また、新宿行は錦糸町のあと、秋葉原に停車する。使用 される車両は255系9両編成とE257系500番台5両編成であり、E257系同士で連結して10両で運用 される列車もある。
 「あやめ」は一日2往復運行されている(東京−成田線経由−銚子間と東京−鹿島神宮間それぞれ 1往復ずつ)。停車駅は東京から錦糸町、千葉、佐倉、成田、滑川、佐原、佐原から先の各駅である (3号は四街道も停車)。使用される車両はE257系500番台5両編成である。平日のみ「あやめ」3号は 「しおさい」17号と東京−佐倉間で併結して運行されている。
 ちなみに2004年まで運行されていた特急「すいごう」の停車駅は今の「あやめ」と同じである。また、「あやめ」3号の四街道停車は、 統合された特急「ホームタウン成田」の名残である。



3. 車両

 前述の通り、「しおさい」「あやめ」にて使用される車両は255系とE257系である。
 255系は1993年に登場し、「ビューさざなみ」「ビューわかしお」として運行を始めた。2005年 には「ビュー○○」の名称が無くなり、かつ「しおさい」での運用を開始した。9両のうち、4号車は グリーン車となっている。
 一方E257系500番台は2004年に登場し、京葉線を走る特急「さざなみ」 「わかしお」の運用に入っていた183系・189系を置き換えた。2005年には「しおさい」「あやめ」の 運用に入っていた183系・189系を全て置き換えた。車両は全て普通車である。
 ちなみに2004年まで使用されていた183系・189系は、6両または8両(1994年まで9両)のオール普通車(1994年まで グリーン車があった)で運行されていた。



写真3 E257系500番台の車内



4. 普通列車としての運用

 「しおさい」5号と10号の成東−銚子間及び「あやめ」の末端区間にて普通列車として運行される。



写真4 「しおさい」10号の方向幕


 「あやめ」は全ての列車が前述の通り佐原−鹿島神宮・銚子間にて普通列車として運行 される。ちなみに鹿島神宮発の場合、「あやめ」として運用に入る前に佐原−鹿島神宮間を2往復 鹿島線の普通列車として運用される(鹿島神宮8時20分発の普通佐原行きがそのまま特急「あやめ」 4号東京行きとなる)。



写真5 「あやめ」4号の方向幕




写真6 鹿島線普通列車として運用されている時のE257系の方向幕



5. 参考文献

・房総特急列車しおさい・あやめ http://www.jrchiba.jp/railinfo/train/shiosai_ayame.html
・全国の列車 - 日本の旅・鉄道見聞録http://www.railstation.net/duke/ressha/ressha_index.html
・Rail Art http://w01.tp1.jp/~a073009361/index.htm





 
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