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〜 池袋駅について 〜

社会交通工学科1年 0010番 新井 良

1. はじめに

 池袋駅は、東武鉄道、西武鉄道、東京メトロ、東日本旅客鉄道の路線が乗り入れるターミナル駅である。
 池袋駅の地下はわかりづらい。構造は比較的簡素なのだが、方角を見失いやすい。そこで構内の主要な箇所の 写真に北を示す矢印を合成して、わかりやすさを追求した。



2. 池袋駅の構造(地下)

 池袋駅には、東西方向に3本の自由通路があり、北通路・中央通路・南通路となっている。それら3路を 南北に結ぶ4本の通路には、それぞれ名前がつけられており、駅の西側の北から「アップルロード」 「オレンジロード」、東側の北から「チェリーロード」「アゼリアロード」という。


図−1 池袋駅構内図



    
  写真−1 豊島区清掃工場の煙突         写真−2 イケフクロウの像

写真−1は、豊島区の清掃工場の煙突である。池袋駅の北にあり、地上にいるときは良い目印になる。

写真−2のイケフクロウの像は、チェリーロードと北通路の交点にある。東口への階段付近にあり、この像が 池袋駅地下の北端である。




     
写真−3 アゼリアロードを北から眺める         写真−4 西口への階段



     
  写真−5 13〜18番出口への通路        写真−6 中央通路を西から眺める




3. 副都心線池袋駅構内のトイレ(男用)について

 2008年に開業した東京メトロ副都心線の池袋駅構内のトイレは、できて間もないということで、一般的な 駅のトイレと違い、かなりきれいで明るい。このトイレには、設備の異なる4種類の個室があり、用途別に 選んで使うことができる。また、手洗い場の他に、入り口横に2枚の鏡のあるドレッシングコーナーが 設けられていたり、4つある個室のうち3つが洋式であるなど、利用者が快適に過ごせるよう考えられているのが よく分かる。


写真−7 トイレ全体図



写真−8 ドレッシングコーナー



写真−9 曲線に沿って洗面台があり、手指乾燥機も設置されている。


 また、個室内の広さは100cm×150cmで奥行きにはかなりの余裕がある。トイレ入り口から入って右手前の 個室にはフィッティングボードが設置されており、その大きさは30cm×40cmで意外と広く使いやすかった。 さらに、荷物置きように奥行き25cm 幅100cmのスペースもあり、かなり快適な室内空間を実現している。




4. おわりに

 池袋駅は、豊島区による池袋副都心再開発事業の一環として数年の内にその姿を大きく変えるかもしれない。 具体的には東西自由通路の発展、LRTの東池袋地区への敷設などである。また副都心線の東急東横線直通運転も 控えている。それらによって池袋が更に活性化し、新宿を追い越し更に発展していくことを期待する。




5. 参考文献

豊島区 都市計画街づくり情報
http://www.city.toshima.lg.jp/kusei/machidukuri/index.html


 
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