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社会交通工学科1年 0156番 山田 徹 |
1. はじめに 今回、私は、地元の駅である「弁天橋駅」について調べた。ここでは、駅の概要と近場の施設について書く。 写真−1 弁天橋駅入口 @駅の基本情報 ・鶴見線の駅である。 ・所在地は、神奈川県横浜市鶴見区弁天町。 ・島式ホーム1面で、入口から、、手前が1番線の扇町・海芝浦方面、奥が2番線の鶴見 方面となっている。 ・バリアフリー工事が行われ、スロープが出来た。 ・1926年に開業。もともとは貨物専業であったが、1930年に旅客営業開始。そのため、 貨物線のものと思われる 廃線跡あり。 ・駅の付近に、漁師の守り神である弁天神が祀られ、池に赤い橋が架かっていたことなど が、名前の由来。 A駅構内の設備等 ・自動改札機なし(簡易スイカ・キップ入れのみ) ・飲み物の自動販売機あり(駅の外・スイカ利用可) ・券売機は一つだけ(2千円以上の高額紙幣利用不可) ・売店なし ・駅構内にゴミ箱あり ・待合室なし ・駅の外に公衆電話あり ・電光掲示板なし ・トイレは男女別の物あり (多機能トイレ・男女ともにトイレットペーパーなし) 写真−2 簡易SUICAと切符 3. 駅近辺の施設 @JFEエンジニアリング この会社は、JFEホールディングスの事業関連の1つであり、橋梁や沿岸構造物等の鋼構造物分野・LNGや パイプライン等のエネルギー分野・ごみ処理や上下水処理等の環境分野・産業用機械システムに関する事業を 行っている。 グループの会社は国内に22社あり、そのうちの8社が弁天橋近辺に存在する。海外には、中国や シンガポールなど、アジアに6社ある。 写真−3 JFEエンジニアリング Aユニバーサル造船 この会社は、日立造船とNKK(日本鋼管)が合併してできた。これもJFEの傘下に入っている。ここでは、 タンカー、コンテナ船等の大型船、観光船、遊覧船等の小型船、洋上石油備蓄基地等の大型構造物、巡視船や 護衛艦等の特殊船舶等を取り扱っている。 写真−4 ユニバーサル造船の看板 BAGC(旭硝子) この会社は、板ガラスや自動車ガラスのガラス産業を中心に、テレビのディスプレイ・半導体の部品・苛性 ソーダや塩酸等の化学製品・蛍光灯のガラスチューブ等、現代の生活に欠かせない製品を製造している。 写真−5 AGCの工場 Cカリモク家具 このメーカーは、「木の温もり」を重視しており、机やテレビボードなど多くの製品が木製である。弁天橋に あるのはアウトレットであるが、ショールームやカリモクギャラリーは全国各地に展開されておりメジャーな 家具メーカーの1つと言える。 写真−6 カリモク家具アウトレット入口 D秩父屋食堂 弁天橋駅周辺で唯一の食堂である。朝・昼は定食を出し食堂として、夕方頃は居酒屋として営業している。 かき揚げとシソのてんぷらが入った天うどん・そばが300円で、定食類が600円と比較的安い。実際に 食べてみたところなかなか美味いものであった。 客は作業着を着た人・JRの職員・サラリーマン風の人が多くいた。正確な創業年数は分からなかったが、 少なくとも10年以上この地で多くの人たちの胃袋を支えてきた重要な食堂である。 写真−7 秩父屋食堂 EDASH海岸 日本テレビで放送中の『ザ!鉄腕!DASH!!』で行われている企画の1つで、2009年の4月頃にスタートした。 始めた頃はゴミとヘドロにまみれ、汚い環境でも住むことができる生物が少しいるだけの運河であった。しかし 2010年8月現在は水質が改善され、干潟が作られ、魚の住処を作る等したため、現在はおよそ47種類の生物が 確認できるまでになった。なお、これらの活動は、図-8に見えるフェンスの奥で行われているため、普段の 様子を見ることはできない。 写真−8 DASH海岸 F鶴見線営業所 ここは、鶴見線の心臓部と言える所である。鶴見線の車両が73・72系だった1978年で、およそ13編成である。 103系が現役だった頃は15編成であった。今現在もおよそ15編成ある。 ちなみに、ここは鶴見線の営業所であるが、中原区の傘下である。さらに、営業所内に南武支線の車両が 1編成置いてある。そのため、南武支線の車両が鶴見線内を走ることがある。 写真−9 鶴見線営業所 4. 駅利用時の注意点など @時間に注意 ・昼の時間帯(特に土休日)は、電車の本数が絶望的に少ない。鶴見線を利用する時は ダイヤに注意。 ・弁天橋駅は、工場関係者の利用が多い駅なので、通勤ラッシュの時間帯は、ただでさ え狭いホームが多くの会社員たちによって埋め尽くされる。そのため、思うように移動 できない場合があり、子供連れの場合は特に注意。 ・駅の構造上、下り電車(海芝浦・扇町方面)が来ると遮断機が下がり、電車が駅を出る までホームに入れなくなる。これにより、予定の電車に乗れないことがある。余裕を持っ てホームに入ること。 A対策は忘れずに ・待合室がないため、夏は暑く・冬は寒い中で10分以上待たされることがある。暑さ・寒さ 対策はしっかりと。 ・売店設備が無いので、場合によっては菓子類・軽食等の持参が望ましい。他にも、花粉 症・アレルギーの人はティッシュを多めに持参する。 ・トイレにトイレットペーパーがないので、水に流せるティッシュを持っておくと便利。 5. 最後に 皆さんいかがだっただろうか。弁天橋駅は、何もないのでとても不便に感じる人は多いと思う。しかし、 慣れれば田舎のような雰囲気漂う味のある駅に見えてくる。そして、時間の流れがゆるやかに感じられるので、 のんびりしたい人にはお勧めの駅(むしろ鶴見線全体)である。 もしも、ゆっくりしたい・日帰りで都会の雰囲気から離れたい、という人がいればぜひ立ち寄ってもらいたい。 6. 参考文献 「JFEエンジニアリングホームページ」 http://www.jfe-eng.co.jp/ 「ユニバーサル造船ホームページ」 http://www.u-zosen.co.jp/ 「AGC旭硝子ホームページ」 http://www.agc.co.jp/index2.html 「カリモク家具ホームページ」 http://www.karimoku.co.jp/ 『DASH WEB』(ザ!鉄腕!DASH!!ホームページ) http://www.ntv.co.jp/dash/ 『ユニークな鶴見線』 鶴見旅客営業センター著 『今日ものんびり鶴見線~さようならコゲ茶色の電車~』 武相高校鉄道研究同好会著 『鶴見線物語』 サトウマコト著
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