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社会交通工学科 4年 秋山 智 |
2007年5月20日(日)に、新入生歓迎ハイク(以下「新歓ハイク」と略称)を埼玉県秩父市の三峰口駅にて行われました。当日は1年生4名、3年生3名、4年生2名の計9名が新歓ハイクに参加しました。天候は、当日の朝からとても良い晴れとなり絶好日和に恵まれた日でした。 今回の新歓ハイクの目的は、秩父鉄道の終着駅(三峰口駅)の構内にある秩父鉄道車両公園の見学と、東京方面への帰路として利用した都心から一番近い秩父路のSLである、蒸気機関車(C58 363)が牽引するパレオエクスプレスに乗車することが目的でした。 このページでは新歓ハイク当日の西武池袋駅での参加者の集合時から、帰りのSL(パレオエクスプレス)に三峰口駅から乗車するまでの1日の模様を報告します。 この日は午前8時に、西武池袋線の池袋駅の乗車編成のホーム先頭に集合予定でした。しかしながら、乗車する快速急行長瀞・三峰口行は、途中の横瀬で前4両長瀞行と、後ろ4両三峰口行の切り離しを行うため、急遽中間の三峰口行の先頭に集合となりました。無事に参加者全員が集合することができ、8時36分発快速急行長瀞・三峰口行は発車しました。 乗車した車両は、ライオンズカラーも凛々しい西武4000系でした。この4000系は、平成元年4月の西武鉄道から秩父鉄道へ直通運転するのに備えて、昭和63年から製造され一般車としては初めてのセミクロスシートを採用した車両です。 ![]() 写真―1 西武鉄道4000系 途中、特急ちちぶ号10000系や地下鉄13号線に乗り入れ対応の6000系など、さまざまな車種とすれ違い約半分の飯能に到着しました。ここまで来ると大分景色も変わり、山川がきれいでした。飯能と横瀬で切り離しを行い西武秩父で進行方向が逆になり、結局、池袋を発車したときと同じ向きになって三峰口へ向かいました。秩父鉄道に入り、木造の駅舎や枕木をみると、かなりローカルな印象を与えていました。秩父鉄道では現在、元国鉄101系や都営三田線の6000系、西武101系といった譲渡車両でまかなわれている。 ![]() 写真―2 左から秩父鉄道6000系と1000系 三峰口駅に到着した後は、一旦部員たちと駅前の定食屋で昼食をとり三峰口駅の構内にある秩父鉄道車両公園へと向かいました。この秩父鉄道車両公園のある秩父鉄道の終点三峰口駅は、三峰神社への参拝や秩父の山々への登山・ハイキング客で賑わう駅です。また、SL「パレオエクスプレス」の運転も有名です。もう一つの三峰口駅の見所として、秩父鉄道車両公園は創立90周年を記念し、秩父鉄道でかつて活躍した電車や機関車などの車両を末永く保存するために、平成元年3月17日に開園した公園です。デキ1号電気機関車など計10両が活躍当時のままの姿で勢揃いしていて、気軽に散策を楽しむことができる公園です。公園内には機関車が向きを変えるための転車台もあり、SL運転日には間近に転車シーンを見学することができます。この車両公園の車両展示場では、展示されている10車両の各々の車両に説明板が設置されていて、車両の中を見学することもでき、部員たちはこの秩父鉄道車両公園で、車両の撮影や運転台の見学等々の自由な時間を過ごしました。 ![]() 写真―3 三峰口駅構内の光景
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