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東北地方乗り潰し旅行記
土木工学科  3年  那須 広孝



 2004年9月、私は夏合宿で北海道に行くのを機会に、かつて経験した事のない13泊14日の北海道・東北地方鉄道乗り潰し旅行を実行した。その北海道編については、昨年度のEXPRESS 30号にて「夏合宿報告」として旅行記を書かせてさせていただいたので、今回は自由投稿として残りの東北編を書き、この旅行記の完成としたい。
 なお、使用した切符は、「北海道&東日本パス」である。

9/16(木) 津軽線・海峡線・江差線・東北本線・大湊線
(急行はまなす)→5:35青森6:05→6:54蟹田7:17→7:56三厩8:05→8:46蟹田10:24―(特急白鳥71号)→11:23木古内11:30→12:36江差13:08→14:14木古内14:20―(特急スーパー白鳥24号)→15:13蟹田16:30→17:15青森17:20→18:05野辺地18:13→19:15大湊19:38→20:39野辺地20:55→21:41青森

 さて、北海道旅行の終盤で乗った急行はまなす車内から東北乗り潰しは始まった。8日前に右往左往した青森の町に再び降り立つ。朝食を調達後、再び駅に入りホームへ赴くと、まもなく次の列車が入線してきた。



↑津軽線485系普通電車(青森駅にて)


 蟹田行きの電車は特急形の485系電車で、普通グリーン車まで付いている。首都圏以外では珍しいのではないだろうか。時折右手に青森湾を見ながら津軽線を快調に進み、蟹田に到着。
 少しの接続で津軽線の残りの部分を踏破するべく気動車に乗り換える。実際には20分の接続時間だったが北海道に慣れているのでとても短く感じる。中小国から海峡線と分かれて津軽線非電化区間に入った。分かれてみて改めて感じた事だが、海峡線の構造物は新幹線と瓜二つで、近い将来ここを新幹線が走る姿が容易に想像できる。津軽二股駅は全くもって津軽今別と同一駅であった。ここに更に奥津軽という駅が計画されているようだが、周りの風景を見る限りでは一体誰が利用するのか疑問である。おそらく現在の津軽今別駅程度の本数のみ停車となるのだろう。今回ここでの乗り換えも考えてはみたのだが、あまりの本数の少なさに諦める他なかった。車内では、親戚の葬式に向かうという年配の女性と相席になり、ずっと話していた。その方は終点の一つ手前の津軽浜名で降りられ、私も終点の三厩に到着した。



↑三厩駅に停車中の津軽線気動車



 
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