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2005年度夏合宿報告
社会交通2年 秋山 智



 2005年度の夏合宿は、期間が9月6日〜9月8日までの2泊3日で、行き先は山陰方面ということになった。しかし今回の合宿には会長であるN氏が参加できないというのが大きな欠点であった。私は青春18切符を利用しての旅をしたかったので合宿の日程より1日早い9月5日に出発し、9月8日の快速ムーンライトながらで帰宅することにし、青春18切符の最後の1枚(5回分)を全てこの合宿で使いこなすことにした。ここでは私の夏合宿前後の旅行記と共に、全体の夏合宿の模様を報告する。



9/5(月)

 この日、私の青春18切符の旅行及び夏合宿はJR横浜駅より始まった。まだ通勤・通学の人影もあまり多くない早朝よりスタート。5時27分発の普通小田原行き(E231系)に乗車。都心とは逆向き&早朝ということもあり乗客はまばらである。ボックスシートを確保し一路小田原へ…。
 小田原に6時21分に到着し、1分の乗り換えで向かいに止まっている普通熱海行きに乗車。これもまたE231系である。最近は113系の置き換えとしてE231系が導入されているが、この2本の電車も置き換えの犠牲になったらしい。この熱海行きはグリーン車なしの5両編成。しかし乗客はこれまたまばらである。

 6時45分に熱海に到着し、6時49分発の普通浜松行き(113系)に乗車。車掌の案内放送である異変に気付く。静岡県西部地区が大雨の影響で掛川〜天竜川間が運転を見合わせていて、この電車にも影響が出るとのこと。マズイ…、このまま定刻通りで運転してくれないと米原から先の予定がメチャクチャになってしまう。運転再開を願って熱海駅を定刻に出発。静岡駅まではまだ影響は何もないが、沼津を過ぎてから乗客がほぼ満員である。やはり静岡駅で乗客が一気に降りる。静岡を過ぎてからまた最初のすき具合に戻っていく…。静岡はやはり都心だ。と思いながらだんだん掛川駅に近づいて行くなか、菊川駅で菊川始発の電車が止まっている。この電車の付近のダイヤを確かめるが、菊川始発の電車はない。あれは何だ?と思いながら、掛川駅に到着。掛川から先の運転は再開されていて、安心するがなんだか電車が遅い。時計をみると定刻より7分遅れている。浜松から接続する普通豊橋行きは待っているのか?と思いながら天竜川駅を遅れて出発。浜松駅が見えてきたが、ここで一大事発生。浜松駅が満線のため先に進めないとのこと。浜松駅手前の鉄橋の上で15分程待たされる。本来は9時18分に浜松に到着する予定が、結局浜松駅に着いたのが9時40分頃だった。接続する9時29分発の豊橋行きは?とホームを見渡すがどこにもいない。上りのホームを見ると3時間遅れの寝台特急富士&はやぶさが止まっている。4日に出発した寝台特急はすべて大雨の影響で大幅の遅れが発生したらしい。結局豊橋行きは先に行ってしまったらしい。米原から後はどうしようと思いながら、豊橋方面の電車を待つ。やっと電車が入ってきたと思いながらその電車を見ると、あれ?これはさっき菊川駅で待っていた電車ではないか。もう1度時刻表を見渡すとその電車はあった。菊川駅6時46分発予定の普通岐阜行きってことはこの電車もかなり影響を受けていたんだと思いながら、その電車に乗車。211系3両トイレなし。3時間半程走るのにトイレなしとは…。

 結局その電車は浜松から行き先を変更し豊橋止まりとなり、大幅に遅れて浜松を出発。10時20分頃に豊橋駅に到着した。本来は、普通岐阜行きのその電車は豊橋駅に到着後車庫に引き上げ。豊橋から先は定時で動いていることを確認し、10時26分発の新快速大垣行きに乗車(313系)。1時間20分程で11時44分に大垣駅に到着。

 ここでまた事件発生。大垣〜米原間の電車が遅れている。12時6分発の普通米原行きに乗るはずだが時刻になっても来ない。10分過ぎても来ない。やっと約15分遅れで米原行きが到着(313系)乗客がどっと乗り込む。私も急いで席を確保した。大垣駅を約20分遅れて出発。

 米原駅に13時ちょうど頃に到着。当初の予定か完全に中止になった。本来は米原駅から湖西線・北陸本線・小浜線・福知山線を経由して神戸方面に行く予定だったが、時刻表を見てもうまく接続する電車がないためその計画も断念…。しょうがないこのまま東海道本線で行こうと決めた。
 とりあえず13時15分発の普通網干行きに乗車(221系)。始発&普通ということもあり全然人は乗っていなかった。能登川で新快速姫路行き(223系)に乗り換え一路大阪方面へ。この後どこへ行こうと考えて、時刻表で調べていたら途中の加古川駅で加古川線に接続できることが判明し加古川へ向かった。

 加古川に15時32分に到着し、加古川線のホームへ向かった。加古川線のホームには15時42分発の普通西脇市行きが待っていた。私は加古川線はほとんど125系が運用していると思っていたがそこに止まっていたのは125系ではなく103系であった。103系の加古川線に乗車し途中の小野町駅で下車。折り返し加古川行きを待った。



写真1−加古川線103系


 加古川行きで来たのは、私が今回の旅行で1番乗りたかった125系だった。実を言うと125系は小浜線で乗ろうと考えていたが、途中の事件により小浜線には乗れなくなったので、加古川線にも125系がいることが分かっていたので加古川線に行くルートを選んだのだ。125系の加古川行きに乗車し加古川へ戻った。



写真2−加古川線125系


 加古川から再び16時49分発の新快速播州赤穂行き(223系)に乗車し、ひとまず相生駅まで向かった。相生で接続している普通岡山行き(115系)に乗車し岡山に18時28分に到着した。
 この日私は倉敷に宿をとっており、岡山から倉敷までは15分程で到着するのでそのまま倉敷に行ってもよかったが、ちょうど高松行きの快速マリンライナーがホームに入ってきたので一旦高松に行くことに決めた。岡山駅18:44分発の快速マリンライナー55号(223系&5000系)に乗り込み約1時間で20:38に高松に到着。高松で夕食をとり、再び20時13分発の快速マリンライナー62号で岡山へ、そして21時5分に岡山に到着した。



写真3−快速マリンライナー


 岡山駅21時13分発の山陽本線普通三原行き(117系)で一路倉敷へ…。車内の放送で重大事項に気付く。「台風14号の接近に伴いJR西日本の全ての電車を6日の午後以降打ち切りにする場合がある」という放送が。大丈夫かな?と思いながら倉敷に向かっている途中に、偶然電車の車内でS氏に出会う。話を聞くと彼は4日のムーンライトながらで出発していたが、先ほどの静岡県西部の大雨の影響で袋井付近で5時間ほど足止めをくらっていたらしい。どうやら私よりも20分速い豊橋からの新快速に乗っていたとのこと。彼も5日の予定がかなりダメになったたらしい。また、彼も私と同じ宿を予約していることが判明し一緒に宿にチェックインし、この長い充実した1日は終わった。



 
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