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9/11(土) 千歳線・室蘭本線・日高本線・JRバス・十勝バス・根室本線・石勝線 札幌7:01―(特急スーパー北斗2号)→7:41苫小牧8:01→11:25様似11:35―(JRバス日勝線)→12:32えりも岬14:57―(JRバス日勝線)→15:56広尾16:08―(十勝バス)→18:19帯広22:54→23:22池田0:59―(特急まりも)→5:50札幌 スーパー北斗で苫小牧へ。ここも何度も通る事となった。札幌−白石(平和)は函館本線と千歳線の複々線になっている。こういう場合、両方函館本線籍となっていて、白石が千歳線の起点(終点)となるのが通例だが、ここの場合、千歳線も独立した線として扱われている。だから千歳線の起点(終点)は札幌である。南千歳を出て、日高本線がどのように合流してくるか見ていると、苫小牧のかなり手前から合流していて、かなりの区間並行する事が分かった。苫小牧着。 苫小牧からは日高本線である。ここはかなり楽しみにしていた。地図上で海沿いを走っているようでも実際はほとんど海なんて見えないという路線が多い中で、ここはかなりの区間で海が見える。しかも本当に目の前を走るのである。加えて前日に続きこの日も快晴で、この後行く襟裳岬が非常に楽しみであった。そういえばこの路線は製造後わずか10年余りで全車廃車となった不運の車両、キハ130系が活躍した路線である。静内という駅で長時間停車した際に乗って来られた年配の方と仲良くなり、この後帯広までずっと行動を共にした。見渡す限り広がる水平線が綺麗だった。終点の様似に到着。日高本線走破。かつては襟裳岬を挟んで半島の反対側に広尾線があり、この日高本線と繋げる計画もあったという。 その夢物語に終わった路線上を、JRバスが走る。「北海道フリーきっぷ」はJRバスも乗れるので、今の私にとっては実質タダというわけだ。様似駅の接続は良く、すぐに発車した。鉄道で結ぶ計画はあったものの、絶対に作れなかっただろうなと思える地形だった。ただし道は良く、バスは軽快に飛ばしていた。50分ほどで襟裳岬へ。 最高の景色だった。1年のうち、晴れて風が吹かない日は90日ほどしかないというのに、それがこの日とは。しかも、晴れても靄がかかっている事が多いという。同行していた方は、前に来た時は霧で何も見えなかったそうで、今回がリベンジだったらしい。なのに私は一発目でこれである。こんなに一気に運を使っていいのだろうかといった感じだったが、素直に岬観光を楽しんだ。風の館という施設では、暴風を体験したり、望遠鏡でウミネコを観察したりできた。そして観光地だから食事代がかなり高くつきそうだったのだが、なんと同行の方がご馳走してくださった。感謝である。 さて、襟裳岬を出発して、先程と同じような海岸線の道を進んだ。私はいつの間にか眠ってしまっていた。起きたらもう広尾の町だった。聞けば途中に片側交互通行の工事個所があって、遅れが発生して運転士が頑張って飛ばしたおかげで遅れが少し回復したのだそうだ。それでも、もともと接続時間が短いため、広尾駅の接続は危なかった。JRバスと十勝バスは連絡できておらず、時には間に合わなくなる事もあるらしい。土休日は次の便が2時間後となりシャレにならない。ゾッとしたが、ひとまず間に合ってよかった。バスターミナルはもちろん旧広尾線の広尾駅である。廃止直前の発車時刻表がそのまま飾ってあり、裏には鉄道公園があった。 |
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