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滝川駅からは、私の楽しみにしていたイベント、「滝川−新十津川ウォーク」である。地図上で見ると近い滝川と新十津川、実際に歩いてみてその近さを体感しようというものである。しかし天気が悪く、傘も壊れかけだったので大変だった。滝川駅から少し北に歩くと函館本線をくぐるガードがあり、それをくぐったらあとはその道をひたすら進むだけである。だがその辺りで急に雨がひどくなってきて、スーパーからコンビニへ、コンビニからコンビニへ雨宿りを繰り返した。2つ目のコンビニに居る頃にだいぶ雨も収まり、長い石狩川の橋を渡り始めた。辺りはすっかり暗くなっていた。この橋は、川の部分だけでなく緑地帯の部分からずっと続いているのでとにかく長い。1q近くある。滝川と新十津川は直線距離だと2qちょいだが、こうして道なりに歩くと、4qくらいはあるかもしれない。左後ろを振り向くと、滝川駅前の消費者金融のネオンがよく見える。途中でトラックに少し水をかけられてしまった。橋を渡り終えるとすぐに、「新十津川町」の看板があった。そのまま進むと、もう一本石狩川の支流の川を渡る橋があった。それを渡っている時、ウォーキングをしている風のおばさんと会って、地元住民の話をいろいろ聞かせてもらった。よく新十津川駅の場所を尋ねられるそうだ。そしてやはり町民はほとんど誰も札沼線は使わずに、滝川にバスや車で出て函館本線を使うのだそうだ。町役場前の交差点にぶつかり、細い道を更に進むと、分かりにくかったが何とか新十津川駅を見つける事ができた。駅は普通町の中心に位置するものだが、ここでは全くそのようには機能していない。ジャスト1時間であった。晴れていればもっと速いだろう。駅は寂れていて、本当にここに列車は来るのだろうかという不安を感じさせたが、時刻通りに列車はやってきた。線路の車止め方向を見た。かつての石狩沼田までの線路の面影は無い。 新十津川を発車した時点で乗客は3人であった。すぐに左の視界が開けて、まだあのネオンが見える。改めて近さを感じた。しばらく石狩川に沿って走った。石狩当別で乗り換えて急に都市近郊路線に入る。高架線を走っていたから遠くのテレビ塔やJRタワーがだんだん近づいてくるのが分かった。函館本線と合流して札幌着。札沼線走破。 ここで1年のS藤君、T尾君と合流。更にM田さんも合流した。4人で利尻と翌日のスーパー宗谷に乗る約束をしていたのだ。利尻が札幌駅に入ってきた。 私とM田さんは寝台券を持っていたが、起きている間はS藤君・T尾君と一緒に自由席に座って、旅の話などで盛り上がった。旭川近くまで話していたかもしれない。その後寝台に移って、就寝。その間、列車は宗谷本線を順調に進み、稚内着。宗谷本線走破。 9/14(火) 宗谷本線・札幌市営地下鉄 稚内7:37―(特急スーパー宗谷2号)→11:12旭川11:35―(バス)→12:15旭山動物園―(レンタカー)→札幌 稚内ではとにかく雨がひどく、外は何も見られなかった。元々宗谷岬に行く予定は無かったが、どちらにせよこれだと行けなかったと思う。 折り返し稚内からスーパー宗谷に乗車した。私はグリーン券を持っていたので、最初ちょっと充電だけ済ませるために居ようと思っていたが、寝てしまい、結局みんなの居る自由席に行ったのは名寄からの1時間弱になってしまった。景色は、恥ずかしながら寝ていたのでほとんど覚えていない。旭川に到着。 旭川駅前のアサヒビル前から旭山動物園行きのバスに乗った。今回、全体の集合場所はそこである。かなり時間が掛かるのは市街地を迂回するからで、実際は旭川市街からそこまで遠くはなかった。 旭山動物園に入り、サークルの皆さんと合流した。ようやく全員集合である。いろいろ見て回ったが、オラウータンの綱渡りが特に印象に残った。時間の関係であまり長くは居られなかったが、動物園自体はまた来てみたいと思える施設であった。後で知ったのだが、ここはユニークな動物の見せ方で最近結構有名な動物園なのだそうだ。 旭川から札幌まで、私はレンタカーに乗せていただいた。列車で移動した人達も居るそうである。 移動に地下鉄を利用した。夕食の後、飲み会があったが、酒に弱い私はまたいろいろやらかしたようである。詳しくは別の場所でおそらく公開されるので、そちらで。なんかかつてこのサークルに居た誰かとそっくりだ、むしろその人になってきているという声があるそうだが、それだけは…。 |
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