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2004年度夏合宿報告
土木2年 那須 広孝


 まず初めに、「夏合宿報告」と銘打ったものの、その事を書いているのはほんの一部で、ほとんどが私の私的な鉄道乗り潰し旅行記となっている事をご了承願いたい。合宿参加の一例と思って見て頂けると幸いである。 合宿の行き先自体は道央だったが、私はそれに乗じて北海道のJR・第3セクター全線を乗り潰してきた。

9/7(火) 新京成電鉄・常磐線・東北本線・IGRいわて銀河鉄道・花輪線・奥羽本線
北習志野6:12―(新京成線)→6:42松戸6:50→8:32水戸9:06→10:46いわき10:53→12:06原ノ町12:25→13:20岩沼13:32→14:44小牛田14:53→15:41一ノ関16:06→17:40盛岡17:47―(IGRいわて銀河鉄道・花輪線)→20:41大館21:06→21:51弘前21:55→22:39青森

 最寄の北習志野駅から、今回の旅は始まった。新京成線を、通学とは逆の松戸方面へ。松戸からは、常磐線をひたすら北上する。水戸駅が最初の乗り換え駅だったが、ここにもSuicaが導入されているとは知らなかった。首都圏の導入エリアは勝田までだから(9/7現在)、要するにフレッシュひたちの範囲という事だろうか。仙台エリアが山下以北なので、両側からエリアが拡大された結果、ほぼ福島県内のみエリア外という事になってしまったようだ。いわきから先では急に天気が悪くなってきて、この辺りは車窓に海が綺麗なはずだったのだが、望むべくもなかった。しかし幸い列車は遅れる事なく、原ノ町の乗り換えを経て、岩沼へ到着した。常磐線は以前にスーパーひたちで走破した事があったが、今回は普通列車で走破する事になった。
 岩沼からは東北本線。仙台を通り抜ける列車である。通ってきた所が所だけに、久しぶりに街を見た気がした。松島付近で仙石線と絡み合いながら小牛田へ。いつもここを通る時は仙石線の電車が見えないかなと目を凝らしてみるが、結局見た事がない。今回もまたそうだった。岩手県内を快調に進み、盛岡着。  盛岡からは、ちょっとした節約のために、花輪線に乗った。というのも、この日使った切符はかの有名な青春18きっぷなのだが、JR以外の路線に乗ると別途運賃がかかってしまうのである。しかもなぜか今回は、一見遠回りに見える花輪線+奥羽本線経由の方が、接続の関係で青森に早く着くのである。それでも盛岡→好摩でしっかり630円はかかってしまった。せめて好摩まではJRのまま残してほしかったと思う。沿線は八幡平の雄大な景色が広がるはずだが、辺りはすっかり暗くなっていて、何も見えなかった。
 大館からは奥羽本線の“最終列車”である。寝過ごすなどして弘前からの接続列車に乗れなかったらシャレにならないので、この時ばかりは寝ないよう気をつけた。青森到着。ここまで、1分も遅れず来ることができた。予定通りである。  実は、出発は8日の予定だった。北海道を旅するのに使う予定の「北海道フリーきっぷ」が9日使用開始だったからだ。ところがちょうどこの頃台風が近づいてきていて、8日は移動できない・もしくは列車が遅れたりする可能性がでてきた。計画には余裕が無いので少しでも乗り過ごすと新幹線など余計な出費が出てしまうので、台風が来る前の7日に出たというわけである。この時既に青森駅では、札幌行きの急行はまなすなどが運休になっていた。約2q離れたフェリーターミナルまでの道は、人気がなくて不気味だったが、何とかたどり着いた。ダメもとで行ったわけだが、やはり全便運休で再開の見込みはたっていないとの事だった。この日は大勢の再開待ちの人達と共に、フェリーターミナルで一晩を明かす事になった。
 
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