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社会交通工学科2年 1079番 竹田 梧朗 |
1.はじめに まず、この文章には過激な表現や個人的な主張などが多く含まれているので、読んでいて不快に思ったら迷わず読むのをやめることをお勧めする。また、やまびこ235号について熱く語った記事でもないので注意してほしい。 最近、鉄道ファンのマナーが悪いと巷でよく言われる。今回乗車したやまびこ235号にもマナーの悪い客が多くいた。今回はその行動について書いていこうと思う。 2.やまびこ235号の基本情報 本題に入る前に今回乗車したやまびこ235号について記しておく。
写真1 やまびこ235号 大宮駅にて あまり良い写真じゃなくてすみません… 3.乗車してみて 平成24年6月23日9時9分、やまびこ235号は大宮駅を定刻通りに出発した。出発してまず気になったのが、カメラを持ち通路を歩き回る人々(結構多かった…)である。行ったり来たりを繰り返し、停車駅では走り出すものまでいた。気にしなければ良いのかもしれないが、席が通路側だったためどうしても気になってしまった。写真を撮りたい気持ちもわからなくはないが、通路を頻繁に行き来されることを迷惑だと感じる人もいるのだから、もう少し考えてほしいと思った。ましてや、撮影で車内を走るなどという行為は絶対にやってはいけないと思った。 関連して、写真を撮るなどの理由で頻繁に立ち座りを繰り返す人も気になった。通路側に座っているのならまだ良いが、窓側に座っている人が頻繁に立ち座りをしており、毎回通路側の人によけてもらっていた。これも迷惑に感じる人はいるわけで、隣の人の迷惑になっていることも頭に入れておいてほしいと思った。 そして、これらの人々により支障をきたしたものがあった。車内販売である。通路は写真を撮るため激しく行き来を繰り返す乗客で混雑していた。また、途中駅で降りる人が記念品を買いにワゴンまで来るといような負のスパイラルが発生し、通路はさらに混雑。車内販売の人々が思うように進めないという事態に発展した。実際、私のところに2回は来るはずだった車内販売が1回しか来なかった。途中駅で降りる人が記念品を買いにワゴンまで来るのは仕方ないとしても、写真を撮るため立ち歩いている人には車内販売のワゴンの邪魔になっていることを自覚しているのか問い詰めたくなった。 今回のやまびこ235号は到着前のアナウンスでふるさとチャイムが流れていた。宇都宮駅のとき、1つ前の小山駅と同じものが流れた。これは車掌のミスで同じものが流れただけなのだが、車掌室のほうから「ふざけてんじゃねーよ」という怒鳴り声が聞こえた。まあ、怒鳴った人には結構大事なことだったのかもしれないが、正直、私のようなそのミスを何とも思わない人からすればただのうるさい人でしかないし、そのくらいのミスに怒鳴るのもどうかと思った。 列車は仙台駅を過ぎ、通路を行きかう人も若干減ってきたと思った矢先、今度は行きかう人ではなく居座る人が増えたのである。その人たちは話をするためにわざわざ移動し、目的の人のところで大声で話し始めた。大声で話すのもかなり気になる点だが、もっと気になったのが、全く関係のない人の足元の部分に立とうとしたり、全く関係のない人の座席の頭の部分に手を置いたりしていることである。これらは実際にやられたことで、私の頭と話に来ていた人の手がぶつかったり、私の足が前で立って話していた人とぶつかったりした(どちらも謝罪されず…)。正直かなり不快だった。声を含め迷惑になっていると思わなかったのだろうか。もうここまでくると、逆にその鈍感すぎる感覚を尊敬したくなってくるものである。 最後に次のような放送があったことも記しておく。 「列車大変揺れますので、お立ちのお客様は座席にお戻りになるようお願いいたします。」 これは、仙台駅を過ぎてから居座る客が増えてきたときに流れた放送で、こんな放送が流れるくらい乗客のマナーが悪いことを情けなく思った。 4. おわりに 私は今回やまびこ235号に乗って、どれだけマナーが大切なのかを改めて考えさせられた。ここまでひどいと同業者として恥ずかしくなるレベルである。「他人に迷惑をかけないで鉄道を楽しむのが鉄道ファンだ。」といっていた者がいたが、本当にそのとおりであると思った。 私も人のことは言えない点もあるのかもしれないが、ここまで読んでくださった方も自分のマナーについて改めて考え直してほしいと思う。私は、同業者として鉄道ファンはマナーが悪いと言われない日が来ることを切実に願う。
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