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社会交通工学科3年 0166番 渡辺 貴仁 |
1.はじめに 青春18きっぷとは、JR各社で発売されている特別企画乗車券である。価格は11500円で、春・夏・冬に設定された利用期間内中、 JR線の普通列車(快速列車・宮島航路)が1日乗り放題となる。1枚で5回(人)まで利用する事が出来る。 今回は、その18きっぷを利用し、日帰り旅行(1回分:2300円)を行ったので、その旅行記を幾つか紹介する。 テーマとしては、「いかに安く、遠くまで日帰りで回って帰ってこられるか」である。 2.富士川を上る身延線の旅 この旅では、東海道本線や身延線、五日市線などを回り帰ってくる、 総移動距離500.7kmの旅である。 当日の行程は以下の表の通りである。ダイヤ・列車番号等は、行った当時のものである。 この旅の見所としては、東海道線521M列車に使用される車両が、普通列車にもかかわらず、 特急「踊り子」などで使用される185系電車であること。 1日に11本、日中に至っては3本しか運行されない身延線、 富士〜甲府間直通の普通列車に乗車できると言うところが上げられる。 表1 行程表
写真1 東海道線521M列車 写真2 身延線3629M列車 写真3 身延線の横を流れる富士川 写真4 山間を縫いながら走る身延線 3.末端路線をたどる、日光線・烏山線の旅 この旅は、宇都宮駅から出ている日光線と宝積寺駅から出ている烏山線に乗車し、戻ってくる、総移動距離459.3kmの日帰り旅行である。 中でも、烏山線は、首都圏では珍しくIC乗車券であるSuicaが対応していない路線であり、なおかつ非電化路線と言うことで、 貴重な路線である。 ダイヤ・列車番号等は、行った当時のものである。 表2 行程表
写真5 烏山線334D列車(キハ40系気動車) 写真6 田園地帯を走り抜ける烏山線 写真7 日光線852M列車(107系電車) 4.おわりに 今回は、記事の容量上、全5回中の2回分を取り上げた。 青春18きっぷは、その使い方により、様々な効果が得られる。 私が今回行った全5回の日帰り旅行においては、総費用42490円発生するところが、 11150円で済んでいるところや、総移動距離が2454kmと、 北海道・稚内から沖縄・那覇までの直線距離に相当する距離を移動することが出来たことが 上げられる。 時間に余裕があり、節約しながら旅行をしたい人は、この青春18きっぷを利用して、 ゆったりとした列車の旅などをしてみては、いかがだろうか? 5. 参考文献
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